こんにちは、 YouTubeチャンネルTrain With Daimon代表の松谷大門です。このブログは、YouTube動画の要約ブログです。
今回は、130km台の投手がなかなか140kmの壁を突破できない原因と、その解決方法についてご紹介します。
私が実際に指導した大学生選手の例を交えながら、球速アップに直結する 「体重移動の初期動作」、 「Cアーチの形成」、 そしてキーワードとなる「つま先のひと押し」について、具体的に解説していきます。
① 体重移動初期の沈み込みと“ヒップアウト”の修正
球速が130km台で頭打ちになっている投手の多くは、体重移動の最初の一歩、 軸足への正しい沈み込みができていません。
特に、ヒップアウト(骨盤が逃げる動き)が見られると、軸足でのパワー発揮が難しくなり、球速の伸びを阻害します。 自身のフォームを動画で撮影し、軸足に100%体重が乗っているかを確認してみましょう。

▲ 動画1:50のシーン:体重移動の初期、軸足の使い方が鍵
② ステップ幅とCアーチの重要性
もうひとつの大きな壁が、ステップ幅の狭さとCアーチの形成不足です。
一流の投手に共通して見られるのが、踏み込み足を着地したときに後ろ足と体幹がしなって「Cの形」を作る動作です。 このアーチがしっかり取れると、足から指先までの力の連動が非常にスムーズになります。

▲ 動画6:40のシーン:しなりとステップ幅の関係性がわかる
③ つま先のひと押しが球速の決定打に
最後に重要なのが「つま先で押し切る感覚」です。 多くの選手が、体重が足の内側に潰れてしまい、つま先からしっかりと地面を押せていません。
指導した大学生選手も、足首の柔軟性や意識不足により、最後の“ひと押し”が抜けている状態でした。 ドリルを通じて「つま先で押す」「爪のあたりで接地する」意識を持たせることで、 ステップ幅が自然と広がり、球速にも良い変化が現れました。
まとめ:球速140kmへの鍵は「正しい体の使い方」
球速が伸び悩んでいる投手は、自身のフォームに力のロスが潜んでいないかを再確認してみてください。
- 体重移動の初期に「100%軸足に乗せられているか」
- Cアーチを作れているか
- つま先までしっかりと力を押し出せているか
この3つを意識するだけで、フォームの効率は大きく変わり、球速アップにつながります。
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Train With Daimon|松谷大門
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